鉄欠乏性貧血での食事のレシピは?
貧血と一口に言っても、実は色々な種類があります。
鉄分が不足していることが原因だったり、
ビタミンが不足していることが原因だったりします。
とはいえ、貧血を患っている方の9割とも言われる方が、鉄欠乏性貧血です。
貧血の予防と対策としては、
日々の食生活で積極的に栄養素を摂取していきたいところです。
そこで今回は、鉄欠乏性貧血での食事のレシピについてご紹介します。
鉄分を含む食材
鉄欠乏性貧血では、まず鉄分を摂取しましょう。
鉄分を多く含む食材を紹介する前に、
鉄分には大きく二種類の分類があることをご存じですか。
動物性食品:ヘム鉄を多く含む(レバー、赤身の肉、魚、牡蠣など)
植物性食品:非ヘム鉄を多く含む(大豆、海藻、ほうれん草、ひじきなど)
どちらも鉄分であることには違いないのですが、吸収のし易さに違いがあります。
ヘム鉄は、非ヘム鉄よりも5倍も吸収率が高いデータがあります。
そのため、できればお肉やお魚を積極的に摂取していくことがおすすめです。
鉄分をより効率的に吸収するために
ヘム鉄よりは吸収率の低い非ヘム鉄ですが、
実はある工夫をすると吸収率を高めることができます。
それは、ビタミンCやたんぱく質を同時に摂取することです。
ビタミンCを多く含む食材:野菜、果物など
たんぱく質:大豆、肉、魚など
ビタミンCは熱に弱く、加熱するとすぐに壊れてしまいがちです。
そのため、野菜や果物などにあまり熱を加えずに調理するとよいですね。
また、たんぱく質の中でも、肉、魚などの動物性たんぱく質がよりおすすめです。
鉄欠乏性貧血におすすめのレシピ
・鶏レバーと大豆の牛乳クリーム煮
鶏レバーと大豆をオリーブ油とコンソメ、
塩コショウで軽く炒め、牛乳を注いで煮込んでください。
あっさりとしているとはいえ、
独特のレバーの風味を牛乳で煮込むことで消してくれます。
ヘム鉄もたんぱく質もばっちりです。
・カツオとひじきのあっさりレモンパスタ
オリーブオイルと、レモン果汁、
塩コショウに少し醤油とニンニクペーストを混ぜて、レモンソースにします。
そして、カツオとひじきとレモンソースをパスタに和えるだけ。
カツオは表面を少し炙っておくとさらにおいしくなります。
・肉巻きパプリカ
パプリカはビタミンCが豊富です。
豚肉とパプリカを同時に摂取できることで、
さらに鉄分の吸収がよくなります。
まとめ
貧血はつらいものですが、体調を整えていくうえで、明るい気持ちも大切です。
貧血の改善に食事療法はかかせないものです。
ビタミンC豊富な明るい色の食材をふんだんに使って、
楽しみながら貧血の改善、または予防ができるとよいですね。