貧血検査 正常値 費用

貧血検査の正常値と費用は?

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男性ももちろんですが、多くの女性を悩ませている貧血。
女性は定期的に生理があるために、どうしても貧血になりやすい体質です。

 

貧血の状態で日常生活を送るというのは、とても大変なことです。
どうして貧血になっているのか知るために、
また、貧血の予防のために、貧血検査をすることがお勧めです。

 

今回は、貧血検査結果の正常値について、
そして貧血検査の費用についてご紹介します。

 

貧血検査結果の見方

 

血液検査を行うと、ずらっと数値が並んでいます。
ここでは、貧血に関わるデータについてご紹介します。

 

・赤血球数(R、RBC)
赤血球は、肺で酸素を受け取り、全身に供給します。
そして、酸素を運んだ後には二酸化炭素を受け取り、肺に運ぶ働きをします。
赤血球が少ないと、貧血となり、めまい、ふらつきの原因となります。

 

正常値は以下のようになります。
女性:380万〜480万個/μL
男性:410万〜530万個/μL

 

この検査では、血液中に赤血球がいくつあるのか調べることができます。
上記に示した正常値未満であると、貧血の可能性があります。
さらに、200万個/μLを下回ってしまう場合は、男女ともに重症な貧血です。

 

・ヘモグロビン(Hb)
ヘモグロビンは、赤血球の成分の一つです。
酸素と二酸化炭素を運ぶ重要な役割を担っています。

 

正常値は以下のようになります。
女性:12〜16g/dl
男性:14〜18g/dl

 

女性では11g/dl、男性では13g/dl以下の場合、
貧血と診断されます。
さらに、10g/dl以下であった場合には、
中等程度から重症の貧血となります。

 

・ヘマトクリット(Ht、Hct)
ヘマトクリットでは、ある量の血液中に含まれる
赤血球の容積がどのような割合(%)なのかと表現しています。

 

正常値は以下のようになります。
女性:35〜45%
男性:40〜50%

 

正常値よりも低い値の場合には、
血液中に含まれる赤血球量が少ないとみなされ、
貧血が疑われることとなります。

 

正常値より高い場合には、
赤血球増加症や、脱水症状など別の容態が疑われます。

 

・MCV、MCH、MCHC
MCVは赤血球1個あたりの大きさを示します。
MCHでは1個の赤血球に含まれているヘモグロビンの量を示します。
MCHCでは、1個の赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度を示します。

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正常値は以下のとおりです。
MCV:84〜99fl
MCH:26〜32pg
MCHC:32〜36%

 

これらの値から外れていれば、
貧血等が疑われることとなります。

 

ひと口に貧血といっても、種類があります。
これらの値によって、貧血の種類、
原因を詳しく知ることができます。

 

・白血球数(W、WBC)
白血球は、体外から侵入したウイルスや細菌等の有害な異物を攻撃し、退治してくれます。
こちらの検査では、血液中に含まれる白血球数を知ることができます。

 

正常値は以下のようになります。
白血球数:4000〜9000個/μL

 

正常値より少ない場合には、
貧血が疑われることがあります。
正常値以上ですと、白血病などの病気が疑われます。

 

貧血検査の費用は?

 

一般的な健康診断では、貧血検査(Hb、RBC)、
肝機能検査(GOD、GPT、γ-GPT)、
血中脂質検査(TG、HDL-コレステロール、LDLコレステロール)、
血糖検査が義務付けられています。

 

健康診断は残念ながら、保険が利きません。
そのため、自費となってしまいます。
また、上記検査がセットとなってしまうため、
貧血検査だけというわけにはいきません。

 

病院や検査の種類によっても価格は変動します。
そのためここでご紹介できる費用はおおよそであり、
3,000〜10,000円程度となります。
しかし、健康診断により再検査となった場合、
費用は保険が適用されるので安心してください。

 

貧血に悩まれている方は、たくさんいることと思いますが、
その原因はさまざまです。
血液検査をすることで、どうして貧血に悩まされているのか分かり、
貧血解消への行動をとることができます。

 

また、基準値ではありますが、正常値を知ることで、
予防を行うこともできます。

 

 

血液検査の費用について、必ずしも安いものではありませんね。
しかし、年に1回は血液検査を行うことをおすすめします。
重篤で手遅れになる前に、健康を確認しに行きましょう。

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