貧血の対処法で男性の場合は?
貧血は、圧倒的に女性に多い病気です。
しかし、意外ですが男性がなる事も多くあります。
血液を作る量が多い男性が、なぜ貧血になるのでしょうか?
そこで今回は、男性が貧血になった場合に疑う病気と対処法を紹介します。
疑う病気 潰瘍・がん等
働き盛りの男性に貧血があった場合、
まず疑う原因が、消化管からの慢性的な出血です。
出血で疑われる病気に、潰瘍やがんがあります。
胃・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸ポリープ、大腸がんなどの可能性が高いです。
これらの病気によって、体内で出血が起こるために貧血を引き起こすのです。
特に貧血症状からは、大腸がんを発見する事が多いです。
早期の胃がんでは、貧血になる事はありません。
また、胃切除などにより胃酸の分泌不足されて、
鉄分の吸収が障害されるために貧血を起こす事もあります。
便の色を確認
貧血の症状を感じる場合、便の色を確認しましょう。
便が黒色の場合、食道、胃、十二指腸などの上部消化管からの出血が考えられます。
いわゆるコールタール状の便は、血液や胃酸や消化酵素によって黒くなり、
それが便と混ざってタール便となって排泄されるのです。
便が赤褐色から鮮紅色の場合は、
特に肛門み近いところからの出血が混ざっていると考えられます。
病気以外の貧血の原因
もちろん、貧血=病気という訳ではありません。
病気以外にも、欠食や偏食、無理なダイエット、
外食、インスタント食品の多食などの食生活の乱れが原因となっている場合もあります。
特にダイエットは、栄養バランスを考えずに行うと、
簡単に鉄分が不足してしまうので注意が必要です。
対処法
男性が貧血を感じた場合は、大きな病気のサインかもしれません。
一度、医師に診てもらう事をオススメします。
また、食生活を見直して栄養を偏りなくとる事も大切です。
食事は1日3回規則正しく食べ、偏食や減食、欠食は避けましょう。
良質なタンパク質や鉄分を意識して取り入れ、
体を冷やさないように気をつける事も大切です。
このように、男性の貧血は危険なサインな事が多いです。
自分を守れるのは、自分です!
仕事などで後回しにしないで、きちんと原因を突き止めましょうね。