貧血 輸血 適応

貧血での輸血の適応とは?

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貧血症状が現れた時、また医師に貧血と診断された時、
輸血の適応となる基準はあるのでしょうか?

 

実は、貧血の種類によっても輸血適応の目安は異なります。
貧血の時の輸血の適応について詳しくまとめていきます。

 

輸血の適応となる基準は?

 

貧血と診断された際、輸血が適応される基準というものは、明確には決まっていません。
しかし、数値的な目安というものはもちろんあります。
一体なんの数値かと言うと、ヘモグロビン数値です。

 

輸血適応かどうかは、ヘモグロビン数値の目安で決められますが、
どんな貧血かにもよります。

 

鉄欠乏性貧血では、7g/dl以下を目安とします。
慢性出血性貧血は、6g/dl以下を目安とします。
急性出血では、6g/dl以下を目安とします。
急性出血の場合でも、10g/dl以上あれば輸血は必要無いと言われています。

 

これらは、絶対この数値を基準に!というわけではなく、おおよその目安となっています。
数値的には大丈夫でも、貧血症状がひどい場合は、輸血適応となる場合があります。

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輸血による副作用

 

輸血は、簡単ではありません。他人の血液を輸血するわけですから、
血液型の適合はもちろん大切になりますが、
実は血液型が適合していてもアレルギー反応を起こす場合があります。

 

そのため、輸血処置は医療機関でも慎重に行われ、
輸血をした時の急性合併症や遅発性合併症に特に細心の注意をはらっています。

 

まとめ

 

貧血にもたくさんの種類があり、慢性的なものから、
怪我などで出血をした際の急性出血性貧血まで様々です。

 

輸血をすれば貧血は治るといった簡単な問題では無いので、
ヘモグロビン数値と症状を見ながら輸血を適応するか慎重に決めます。
輸血を必要とするのは、主に急性的に出血が起きた時の出血性貧血が多いです。

 

こういった事態に備えて、自分の血液型を知っていることは大切なことです。
突然倒れて意識を失った時の事を考えると、
手帳などに自分の血液型をメモしておくのも良いと思います。

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